六根清浄大祓(ろっこんしょうじょうのおおはらえ)
- Naoki Teranishi
- 3月30日
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天照皇太神の宣はく
(あまてらしますすめおおかみののたまわく)
人は則ち天下の神物なり
(ひとはすなわち あめがしたのみたまものなり)
須らく掌る静謐
(すべからくしずまることをつかさどる)
心は則神明の本主たり
(こころはすなわち かみとかみとの もとのあるじたり)
心神を傷ましむること莫れ 是の故に
(わがたましいをいたましることなかれ このゆえに)
目に諸の不浄を見て 心に諸の不浄を見ず
(めにもろもろのふじょうをみて こころにもろもろのふじょうをみず)
耳に諸の不浄を聞きて 心に諸の不浄を聞かず
(みみにもろもろのふじょうをききて こころにもろもろのふじょうをきかず)
鼻に諸の不浄を嗅ぎて 心に諸の不浄を嗅がず
(はなにもろもろのふじょうをかぎて こころにもろもろのふじょうをかがず)
口に諸の不浄を言ひて 心に諸の不浄を言はず
(くちにもろもろのふじょうをいいて こころにもろもろのふじょうをいわず)
身に諸の不浄を触れて 心に諸の不浄を触れず
(みにもろもろのふじょうをふれて こころにもろもろのふじょうをふれず)
意に諸の不浄を思ひて 心に諸の不浄を想はず
(こころにもろもろのふじょうをおもいて こころにもろもろのふじょうをおもわず)
此の時に清く潔き偈あり
(このときに きよくいさぎよきことあり)
諸の法は影と像の如し
(もろもろののりは かげとかたちのごとし)
清く潔ければ 仮にも穢るること無し
(きよくきよければ かりにもけがるることなし)
説を取らば得べからず 皆花よりぞ木実とは生る
(ことをとらばうべからず みなはなよりぞこのみとはなる)
我が身は則ち六根清浄なり
(わがみはすなわち ろっこんしょうじょうなり)
六根清浄なるが故に 五臓の神君安寧なり
(ろっこんしょうじょうなるがゆえに ごぞうのしんくんあんねいなり)
五臓の神君安寧なるが故に 天地の神と同根なり
(ごぞうのしんくんあんねいなるがゆえに てんちのかみとどうこんなり)
天地の神と同根なるが故に 万物の霊と同体なり
(てんちのかみとどうこんなるがゆえに ばんぶつのれいとどうたいなり)
万物の霊と同体なるが故に
(ばんぶつのれいとどうたいなるがゆえに)
為す所の願いとして成就せずといふことなし
(なすところのねがいとして じょうじゅせずということなし)
無上霊宝 神道加持
(むじょうれいほう しんどうかじ)